J-CAN定期ミーティング報告 (2022/9/13)
今回は東京にある NPO 法人 Knox English Network の理事長、大久保範子さんをゲストにお迎え し、「Global Talk!」というプログラムについてお話を伺いました。Knox は在日アメリカ大使 館の助成団体として複数のプログラムを運営してきています。そのうちの1つである「Global Talk!」は日米の学生が英語と日本語を使って交流活動をするプログラムで、参加者は日本全 国から集まったやる気のある中高大学生です。
ここ数年 COIL または国際協働学習という言葉がよく聞かれるようになり、日本の学生とのコラ ボレーションに興味のある方もいらっしゃると思います。しかし、パートナー校を見つけるの も大変ですし、初めてのコラボをどのように進めていけるか不安もあり、なかなか実行に移せ ないのが現実です。また、「学生の自己紹介に日本の人からコメントをもらいたいけれど頼む 人がいない!」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういう方に Global Talk!はお勧めです。
活動も学期中1回きりのメッセージ交換から、6週間にわたる同期非同期を組み合わせたディ スカッションまでさまざま形態で行っているとのことです。こちらの活動アイディアが固まっ ていない場合には Knox 側がリードしてくれます。中高レベルの交流も可能ですし、打ち合わせ は日本語でも英語でも OK です。そして、活動参加費は無料です。興味のある方は活動希望時 期の半年ほど前に、まず連絡をしてみてください。
Global Talk HP: https://globaltalk-knox.com/english/
事務局のメールアドレス:globaltalk@knoxenglish.com
大久保範子 のりこ さんのメール: n.okubo@knoxenglish.com
ミーティングの後半は「授業でひらがな・漢字をどう教えるか」について意見交換をしまし た。オンラインクラスが一般化して以来、ひらがなや漢字を書く練習は宿題だけにして、授業 中にはさせていないところがミーティング参加者の勤めている大学では多くなってきていま す。ひらがなも漢字も「書き」より「読み」を重視する傾向にあるようです。反対に、タイプ する機会が増えても文化として筆順や手書きは教えていきたいという意見もありました。では 「一般の日本人にとって手書きはどのくらい大切なのか?」というと、かなり世代差があるよ うです。それでも、誕生日カードなどはまだまだ手書きが主流で、手書きの方が心がこもって いる感じがします。授業でもグリーティングカードや励ましのメッセージなど、手書きで書か せる活動を取り入れてみるとよいかもしれません。